「砕かれた約束と」



あなたが指し示した未来は
私にはひどく輝かしいものに見えた
その誇らしげな笑顔と共に
魅せられてしまったから


追い風
平伏した時の畳の匂い
降ってきた声
微笑んだ目元
差し出された腕


あの時この身を捧げると決めたのだ


氷の海は冷たくはなかった
約束など、必要なかった


私の目はあの時見た未来を
焼き付けているから
今も


攫めそうなほど

鮮やかに